19世紀の美術史の中で最も重要な思想が「象徴主義」だと
私は常に考えています。よく、印象主義と対比され
哲学的な思想をで難解な集団などと言われているようでが・・・
当時、世界中で花開いた「象徴主義」のなかで最初の一つが
1848年ごろイギリスでロセッティ、ハント、エヴァレット・ミレイらによって
結成された「ラファエル前派兄弟団」です。
彼らは、盛期ルネサンスの巨匠ラファエルロより以降の芸術は
退廃したものとし、ラファエルロ以前の誠実さや精神性の回帰をめざし
中世や、聖書そしてシェークスピアなどの戯曲に主題を求めた・・・・
しかし、よくよく考えるとこの思想
新古典主義的からのイギリスらしい発展なのでは?
イギリスでは歴史的にローマカトリックではなくイギリス国教会であったため
イタリアやフランスのような大様式の物語画の伝統はあまりなかった為では
ないでしょうか。
フェースリやターナーの古典的主題を幻想的に表現した絵画を
下敷きに盛期ルネサンス期の作家の様な緻密で繊細な表現手法を
目指したのではないでしょうか?
新古典主義から出発して象徴主義に至る近代絵画の歴史は
産業革命をへて市民革命そして資本主義の発達によるブルジョア精神を
人間の根源の退廃とみなし、精神の規範をギリシア・ローマにそして
その復活を目指したルネサンス期に見出そうとしたムーブメントだったのでは
ないでしょうか?
新古典主義をもっと詳しく調べて
近代、現代美術のムーブメントと精神性を読み解きたい
そう思い、美術史の勉強を再開したのですが・・・
学生時代に流し読みした程度の知識だとこれからが大変です
まじめにラスコー、アルタミラからしっかりやり直そう
H28.8.28
この記事は私の別のブログから転載しました
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